アパートで家庭菜園を始めるなら片付けが簡単な水耕栽培がおすすめ!

家庭菜園をやってみたいけど賃貸アパートだから庭とかないし、プランターだと使い終わったあとの片付けが面倒くさいなぁ・・・

家庭菜園を始めると、必ず必要になる作業が後片付けです。

しかも、この片付け作業が一番面倒くさいんですよねぇ・・・

家庭菜園を始める準備や野菜を育てている間はワクワクして楽しいのですが、終わってしまうとそのワクワクも無くなり、片付けが面倒くさくなってしまいます。

片付けが簡単な栽培方法があれば、アパートでも家庭菜園を楽しめるはず!

そこで今回おすすめするのが、私が実際にやっている水耕栽培です。

これから、アパート暮らしの人に水耕栽培がおすすめな理由を5つ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ベランダや部屋の中で家庭菜園ができる

アパート暮らしで家庭菜園を始めたいと思ったら、市民農園みたいなところで畑を借りるか、アパートのベランダか室内で家庭菜園を始めることになります。

ベランダや室内で始める場合は、まず始めにプランターでの栽培が思い浮かぶでしょう。

私がおすすめしている水耕栽培もベランダや室内で栽培できます。

プランターも水耕栽培も、ベランダや室内でできるというところは一緒ですが、ここからがアパート暮らしに水耕栽培がおすすめな大きな理由です。

土を使わないので部屋が汚れない

水耕栽培は養分が入った水(養液)を使って育てるので、プランター栽培と違い土を使いません。

ベランダ付きのアパートなら、ベランダで野菜の栽培をすると思います。

ベランダで野菜を栽培する場合、台風などの悪天候になると部屋の中にプランターを避難させることになります。

台風のときにベランダにプランターを置きっぱなしにしてしまって、大切に育てた野菜がぐちゃぐちゃに倒れてた時はかなりショックを受けますよ!

ベランダから部屋に移動させると、どうしても土が部屋に落ちてしまいます。

しかも、万が一、部屋に置いたプランターに足を引っかけて倒してしまったら・・・

土が流れ出て、床一面が凄いことになってしまいます。

水耕栽培なら土を使っていないので、万が一倒したとしても水だけなので部屋が汚れません。(もちろん床は濡れます。)

さらに、太陽光を必要としないLEDの光を使った水耕栽培なら、部屋の中で栽培できるので汚れないし虫もつきません。(LEDの光を使うので少し電気代がかかります。)

病気や害虫の被害が少ない

野菜の病気は、ウイルスや細菌、カビがほとんどの原因です。

カビによる病気が減る

病気の原因のうち、カビは土の中に元々あるものです。

プランター栽培の場合、プランターを風通しの良い場所に置くなど、カビを増やさないように土の管理をする必要があります。

また、使い終わった土をそのまま次の野菜栽培に使うと、野菜の種類によっては連作障害が出ることがあります。

連作障害とは、同じ科の仲間を同じ場所で続けて植える(連作)と生育障害が起こることです。

土の中の栄養素や土壌生物のバランスが崩れることによって起こります。同じ科の野菜の場合、土から吸収する栄養素やその野菜に住み着く生物がほとんど同じになるので、同じ科の仲間を続けて植えていると、だんだんとバランスが崩れていき連作障害が起こります。

それに比べて水耕栽培では、土を使わないため、カビが元々いない状態なので、カビが原因の病気になるリスクがかなり減ります。

ただし、水耕栽培の場合は、水をたまに入れ替えるなどの管理をしないと藻が発生することがあるので注意が必要です。

害虫によるウイルスや細菌が原因の病気が減る

ウイルスや細菌は、主に害虫から媒介することが多いです。

害虫を防ぐためには農薬を使うことがありますが、家庭菜園では農薬を使いたくないという人が多いと思います。

プランター栽培なら、防虫ネットを被せるなどの物理的に害虫が野菜に付かないようにする方法が一般的です。

ただし、土の中に卵を産みつける害虫もいるため、気付かないうちに根が害虫の被害にあうこともあります。

水耕栽培なら、防虫ネットなどの物理的な害虫対策だけでほとんどの害虫を防ぐことができます。

虫が大嫌いな人は、室内で野菜が育てられる水耕栽培キットもあります。

この室内で野菜が育てられる水耕栽培キットなら、部屋の中だけで野菜を育てることができるので、害虫の心配はありません。

太陽光の代わりにLEDで育つので、天候に左右されることもありませんし、部屋に植物があるお洒落な部屋にすることもできます。

追肥の必要がない

プランターで野菜を育てる場合、追肥という作業が必要になります。

追肥とは、種まきや苗の移植後から収穫までの間の時期に追加する肥料のことです。追肥をすることで、作物が養分不足にならないようにしたり、多収穫に適した生育をするように調節します。

水耕栽培の場合、養液に野菜が成長するのに必要な栄養素が全て入っているので、追肥をする必要がありません。

家庭菜園初心者の中には、追肥のタイミングが分からなくて肥料をあげないまま育てたり、肥料をあげすぎて肥料焼けや、葉や茎だけが無駄に成長しすぎてしまって美味しい野菜が育たないといった問題が起こります。

そういった追肥の問題がないのが、水耕栽培のいいところです。

簡単に言うと、水をあげるだけで野菜が育つのが水耕栽培です。

後片づけが簡単

プランターでは、使い終わった土の片付けがあります。

庭がある一軒家では、庭に土を撒けばいいですが、アパート暮らしでは土の片付けが意外と困ってしまう問題です。

土はゴミとして捨てることができませんし、もう一度使うにしても前回育てた野菜の根が土の中に残ってしまっているため、根を取り除く必要があります。

ホームセンターなどで、捨てられる土というものが売っているので、どうしても土で育てたいのであれば、捨てられる土を使ってみてください。

それに比べて水耕栽培は、野菜の根は水に浸かっているだけですので、そのまま燃えるゴミとして捨てることができます。

根にこびり付いた土を落とす必要もないですし、水耕栽培キットから根を取り出してポイっとゴミ袋に捨てるだけ。

とっても楽ちんで簡単!

あとは、水耕栽培キットを掃除して片付け終了です。

まとめ

アパート暮らしの人に水耕栽培がおすすめな理由を5つ紹介しました。

①ベランダや部屋の中で家庭菜園ができる

②土を使わないので部屋が汚れない

③病気や害虫の被害が少ない

④追肥の必要がない

⑤後片づけが簡単

水耕栽培は病気や害虫の被害が少なくなりますが、葉や実などが病気になることはあります。

水耕栽培だからといって、全く手がかからない訳ではないのです。

それでも、手がかかるからこそ大切に育てようと思えるし、思ったように上手く育たないところが家庭菜園の楽しさでもあると思います。

『場所を選ばず、簡単に始めることができて、野菜を育てる楽しさはそのままに、後片づけも簡単』なのが水耕栽培です。

ぜひ挑戦してみてください♪

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この記事を書いた人

周りの人達から「しょっしょ」と呼ばれている30代のおっさんサラリーマン。
3人娘(10歳・8歳・6歳)と1人息子(1歳)に振り回されながらも、10アールの小規模な畑で毎年約30品目の野菜や果樹を栽培中。
子育て中のお父さん方に、ぜひ家庭菜園を子どもと一緒に楽しんでもらいたい!という気持ちから「家庭菜園をもっと気軽に楽しむ」をテーマにブログを書いています。

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