【メロンの育苗】家でできる丈夫な苗の育て方

メロンを種から育ててみたいと思いますか?

家庭菜園でメロン栽培を始めるなら、苗を買って育てるのが一番簡単です。

それでも種から育ててみたいということであれば、美味しいメロンを収穫するためにも丈夫な苗を育てることがとても大切です。

そこで、この記事では「苗作りの重要性」や「家でできる丈夫な苗の育て方」を紹介していきます。

目次

苗作りの重要性

農業関係の用語で、『苗半作(なえはんさく)』という言葉があります。

「良い苗を育てることは、収量の半分が保障されたようなもの」や「苗を育てるまでで半分その植物を作り終わったようなもの、半分成功したようなもの」と言われるほど、野菜を育てるのに苗作りは大切なのです。

徒長した苗と丈夫な苗の違い

苗の良し悪しは、見た目である程度分かります。

悪い苗としてよく聞くのが「徒長苗(とちょうなえ)」です。

徒長した苗(徒長苗)は、見た目がひょろひょろなだけでなく、育てていくうちに病気になりやすかったり、害虫に狙われやすいと言われています。

徒長した苗

写真を見てもらえば分かるように、徒長した苗は細長くひょろひょろです。

丈夫な苗

丈夫な苗は、短くてガッシリしています。

お店で苗を購入するときは、短くガッシリした丈夫な苗を選ぶのがおすすめです。

発芽の方法

メロンの発芽は温度管理が大切です。

発芽には、25度〜30度の温度が必要になります。

さらに、土が湿った状態を保つ必要もあるため、保温だけでなく保湿もしっかり行いましょう。

メロンの種は、嫌光性と言われる発芽に太陽の光を必要としない種類です。

温度と湿度を保てる箱など入れて発芽させるのが、家庭菜園ではやり易い発芽方法だと思います。

育苗には日光が大切

発芽したら温度は2025度ぐらいに下げて、昼間は日光によく当てましょう。

日光に当てないと、苗は日光を探してどんどん伸びてひょろひょろの徒長苗になってしまいます。

さらに、湿度が高くても徒長苗になるので、水あげは午前中に済ませておき、夕方には土がある程度乾燥している状態にしておきましょう。

雨の日は、水をほとんどあげないようにして少し乾燥した状態にしておきます。

春先は太陽が出ていても、気温が低い日あります。

気温が低いと土の温度が下がってしまい、根っこが成長しなくなってしまいます。

ビニールハウスがある家は問題ないのですが、家庭菜園でビニールハウスを持っている人は少ないと思います

ホームセンターなどで小型で簡易的なビニールハウスも売っていますので、気温が低いときはビニールハウスがあると便利です。

夜は家の中に入れる

春にメロンの苗を育てる場合は、夜の温度管理がなかなか大変です。

地域にもよりますが、春は昼暖かく夜寒いということがあります。

夜の気温が15度を下回るようなときは、苗を家の中に入れるようにしましょう。

家の中はだいたい20度前後あるので、苗が低温障害でやられるということを防ぐことができます。

家の中に入れるときの注意点としては、虫が付いてないか確認することです。

メロンの苗に害虫が付いていないかの確認と、家の中に虫を入れるのも嫌なので・・・。

まとめ

メロンは病害虫の被害に比較的弱い作物です。

丈夫な強い苗から育てることで、病害虫の被害にあいにくくなります。

温度管理と湿度管理をしっかりして、日光をたっぷりと浴びさせることが丈夫な強い苗を作るコツです。

自宅でできる方法なので、ぜひ丈夫な強い苗作りに挑戦してみてください。

ホームセンターなどで苗を購入する場合は、丈夫な苗と弱い苗を見分けて買うようにすると、育てるときの管理が少し楽になりますよ。

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この記事を書いた人

ガジェット好きな30代のおっさんです。
3人娘(9歳、8歳、6歳)と1人息子(1歳)に振り回されながらも、日々子育てに奮闘しています。
10アールの小規模な畑で、約30品目の野菜や果樹を栽培中。特にメロン栽培に愛情を注いでいます。
ガジェット好きの農ライフをテーマにブログを書いています。

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