毎朝、時間を忘れてメロンを眺めているしょっしょです。
よく仕事に遅れそうになります。(笑)
メロンの実を付ける位置はどこ?
日に日に子づるが伸びてきました。
美味しいメロンを育てるには、メロンの実を付ける(着果)位置が重要になります。
メロンは、子づるの11節~15節の間に実を付けるのがいいと言われています。
理由はいろいろあるのですが、特によく耳にするのがメロンの形と甘さです。
1節に近いほど横長(扁平)で甘いメロンになり、節が増えるにつれて細長くて甘くないメロンになります。
ちょうど11節~15節の間にできるのが丸くて甘いメロンになるため、11節~15節に着果させるのがいいと言われています。
着果させる前(10節まで)に咲いた花は取り除く
つぼみを発見!
せっかくのつぼみですが、花を咲かすことに栄養を使わないようにするため、10節までのつぼみは全て取ってしまいます。
雌花も同様に10節までは全て取りましょう。
・雌花の除去前
・雌花の除去後
美味しいメロンを作るためには、こまめな管理が必要になります。
その分、メロンに愛着が湧いてきますよ。
雄花と雌花の見分け方
雄花(おばな)
雄花は、花(花弁)とおしべ(花粉が多い)、がく片(緑色の花を包んでいる部分)からできています。
雄花はほっといてもどんどん咲きます。
雌花(めばな)
雌花は、花(花弁)とめしべ、おしべ(花粉が少ない)、がく片(緑色の花を包んでいる部分)、子房(緑色の膨らんだ部分=メロンになる)からできています。
雌花の咲く場所は、親づるの1本仕立ての場合は6~7節あたりから出る子づるの第1節に咲きます。
子づる仕立ての場合は、孫づるの第1節に咲きます。
人工授粉のやり方
咲いたばかりの雄花を選んで取ります。
メロンの雄花は1日しか咲かず、咲いてから時間が経つと、花粉の量が減ってしまい受粉しにくくなります。
周りの花びらを慎重に取っていきます。
雑に取ってしまうと、おしべが切れてしまったり、花粉が落ちてしまうので注意しましょう。
花びらを全部取り、おしべが出たら、雌花のめしべに優しく触れさせます。
おしべを回しながらめしべに触れさせると、花粉がつきやすいです。
受粉が終わると2~3日程で子房が一気に大きくなります。
上手く受粉できなかったのは、小さいまま黄色くなってしまいました。
上手くいかなかった果房は取り除いて、上手く受粉した果房にだけ栄養が行くようにしましょう。
まとめ
・着果する前の余分な花は全て取り除く
・11節~15節に着果させると、甘くて形のいいメロンになる
・雄花と雌花の見分け方は、子房のふくらみで判断できる
・おいしいメロンを育てるには、こまめな管理が必要
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