家庭菜園をやっていると、種まきをしてから芽が出るまでに時間がかかってしまうことがありませんか?
種まきから発芽までに時間がかかるのは、種が乾燥してしまっている場合や適切な温度管理が出来ていないことが主な原因です。
特に家庭菜園で人気の夏野菜は、昼夜の寒暖差が激しい春に種まきをすることが多いため、発芽に適した温度管理が大切になります。
ちなみに、私は寒冷地に居住しているため家の中で発芽をさせています。
家の中なら、夜中でもそこまで寒くならないですよね。
それでもトマトやメロンなどの果菜類は、発芽温度が25度〜30度と高めなので、部屋の温度(約20度)では発芽するまでに1〜2週間もかかってしまいます。
発芽温度より少し低くても芽は出るのですが、適温よりも数日〜2週間程度生長が遅くなることが多いです。
そこで便利なのが温度調節が簡単にできる発芽器なのですが・・・
発芽器って買うと結構高いんですよね。
購入できれば一番良いのですが、なかなか手が出ず「どうせなら自分で作っちゃおう!」ということで実際に作製してみました。
試作を何度か繰り返した結果、家にあるもので簡単にできる発芽器が作れたので、これから紹介したいと思います。
準備するもの
- 発泡スチロールの箱
- タッパー
- お湯
- 種まきポットor種まき用のトレー
- 温度計
発泡スチロールの箱
ホームセンターで売ってはいますが、スーパーなどで無料で貰えることもあります。
タッパー
家にあるタッパーです。熱湯が入れることができる耐熱のものにしましょう。
湯たんぽでも代用できます。
お湯
お湯を沸かして使います。(そのままの使い方です。笑)
種まきポット
今回、そのまま植えられる鉢を使いますが、育苗ポットや種まき用のトレーでも可能です。
温度計
空気中の温度と土の温度を測るために使います。
小さい温度計があると便利ですよ。
発芽器の作り方
作り方はとても簡単!
まず、タッパーにお湯を入れます。
次に、お湯の入ったタッパーと種をまいたポットを発泡スチロールの箱に一緒に入れます。
種まきポットとお湯を入れたタッパーを入れたら、温度計で温度を確認します。
空気中の温度だけでなく、土の温度も測りましょう。
発芽には土の温度がとても重要なんです!
お湯の入ったタッパーは熱いので、タッパーと種まきポットのすき間を空けたりして温度を調整します。
種の袋に発芽温度が書いてあるので、確認して温度調整しましょう。
私はメロンを育てているので、発芽適温の25〜30度になるようにタッパーと種まきポットを横並びに配置し、温度の調整をしました。
上手く発芽できたのか
こんな超簡単にできる発芽器で、本当に発芽できたのか。
私の育てているメロンはしっかり発芽しました。
メロンは30度の温度なら3日ほどで発芽するのですが、しっかり3日で発芽しました。
自作発芽器のメリット
自作発芽器のメリットは、材料費がほとんどかからないところです。
タッパーは大体の家庭にあると思いますし、発泡スチロールの箱は近くのスーパーなどで無料で貰うことができます。(お店によって違うので、貰えるかお店の人に確認してみてくださいね。)
その他にも、保温に使うものがお湯なので部屋が汚れません。
家の中で発芽させるなら、部屋が汚れないほうがいいですよね。
自作発芽器はインターネットで検索すると他にも出てきますが、組み立てが必要なものが多いです。
この自作発芽器は、組み立てが必要なく簡単に作ることができますよ。
自作発芽器のデメリット
超簡単な発芽器を紹介していますが、どうしてもデメリットがあります。
それは、お湯の入れ替えをする必要があること。
当たり前のことなのですが、時間が経つとお湯は冷めてしまいます。
1日3回お湯の交換が必要なんです。
特に冷える夜は、お湯を入れ替えておかないと温度が上がらないので発芽に影響が出てしまいます。
お湯の入れ替えは少し面倒くさいですが、発芽のために頑張りましょう。
発芽器は売っている
自作の良いところはお金がほとんどかからないことです。
それでも「お金がかかってもいいからちゃんとした発芽器が欲しい!」という人は、家庭菜園用として使えるものが販売されていますので、自分の家庭菜園に合うものを探してみるのもいいと思いますよ。
参考に、私が購入を検討している2点を載せておきます。
まとめ
今回紹介した自作発芽器は、家にあるもので簡単にできるのでお金がほとんどかかりません。
温度調整とお湯の入れ替えが少し面倒くさいですが、適温時と同じ発芽日数で芽が出たので、発芽器としてはちゃんと機能したと思います。
何より簡単に作ることができるので、家庭菜園にとてもおすすめです。
これから種まきをする人や発芽が上手くいかない人は、ぜひ試してみてください。
※今回紹介した自作発芽器が、私が家庭菜園を始めるきっかけになったブログ『まあくんのなんでも体験記』に紹介していただきました!
憧れの人に紹介していただいたので本当に嬉しいです。
まあくんありがとうございます!