トマトはどんどん大きくなって、放っておくと木みたいに大きくなります。
家庭菜園で育てるには、大きくなり過ぎると管理が難しくなるので、「摘芯」という成長を止める必要があります。
さらに、わき芽がどんどん出てくるので、「わき芽かき」もする必要があります。
そこで今回は、トマトを育てるうえでとても大切な「摘芯」と「わき芽かき」のやり方を紹介したいと思います。
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トマトの特徴
だいぶ大きくなったトマトさん。
トマトの成長を見ていくとあることに気付くと思います。
それは実のなる位置です。
トマトは、本葉8葉から9葉に最初の花房がつきます。
その後は3葉おきに花房をつける規則性があるのです。
その規則性を理解したところで、摘芯やわき芽かきの方法を紹介していきます。
摘芯はなぜ必要か
トマト栽培をするにあたり、「摘芯」は唯一必要な剪定作業です。
摘芯とは、一定の大きさに生育した植物の枝、芽、つるの先端を剪定することです。
トマトの場合、主幹の先端を摘芯することにより、無駄な枝を伸ばすことに養分を使わず、実を大きく美味しくすることに養分を使えるようになります。
摘芯する段数を決めておく
トマトの摘芯は、何段までの花房を残すかによって、摘芯をするタイミングが変わります。
トマトの特徴でも書きましたが、トマトは3葉おきに花房をつける規則性があります。
栽培品種や栽培場所、栽培期間などを考えて摘芯しましょう。
摘芯の方法
①支柱を立てて育てるので、支柱の先端まで草丈が伸びたら摘芯する。
②収穫目標の段数の花房が咲き出したら、その上の葉を2~3枚残して摘芯する。
③菌が入らないようにするため、摘芯した場所が乾きやすい晴れた日の午前中に行う。
④菌が入らないように手で摘み取る。
摘芯前
摘芯後
「わき芽かき」はなぜ必要なのか
わき芽とは、葉茎の根元から出てくる芽のことです。
トマトのわき芽をそのまま放置してしまうと、わき芽を成長させる方に養分を使ってしまいます。
そうすると、実がちゃんと育たなくなってしまうことがあります。
さらに、わき芽がどんどん成長することで、葉が茂り過ぎてしまい、日当たりや風通しが悪くなり病害虫の原因になってしまいます。
そのため、わき芽かきはトマトを育てるうえでとても大切な作業になります。
わき芽かきの方法
①わき芽は5センチ以内にかき取る。(特に花房のすぐ下に出てくるわき芽は成長がかなり早いので、かき取るタイミングを逃さないようにする。)
②菌が入らないようにするため、わき芽を取った場所が乾きやすい晴れた日の午前中に行う。
③菌が入らないように手でかき取るか、清潔なハサミで行う。(私はすべて手で取り除きました。)
わき芽かき前
わき芽かき後
わき芽はどんどん出てきますので、こまめにチェックして、その都度手で取り除くのがいいです。
たまに気付くのが遅くなってしまい、わき芽が大きくなってしまうことがあります。
その場合は、無理やり手でかき取ると茎の皮まで剥けてしまうことがあるので、清潔なハサミでわき芽を切るようにしましょう。
わき芽は、成長する力が強いので、取り除いたわき芽を土に挿しておけば、そのまま根を出して育てることができます。
わき芽をただ捨てるのはもったいない!という人は、わき芽から育てる方法もぜひ試してみてください。
まとめ
今回紹介した「摘芯」と「わき芽かき」は、トマトを育てるうえでとても重要な作業になります。
日頃からトマトの様子を観察して、摘芯やわき芽かきのタイミングを逃さないようにしましょう。
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