5月上旬の朝、メロンを育てているハウスをいつもより2時間遅れて開けるという大失敗をしてしまいました。
ハウスに行ってみると、そこにはメロンたちが無残にも暑さで干からびた状態になっていました。
いわゆる「葉焼け」をしてしまったのです。
ハウス内の温度が上がり過ぎた状態が長く続いたのが原因でしょう。
メロンを栽培するにあたって、ハウスを開け遅れるという絶対にやってはいけないミスですが、今さら時間を戻せるわけもありません。
そこで今回は、葉焼けしたメロンをそのまま育てて復活させることができるのかを試してみることにしました。
葉焼けとは
『葉焼け』とは、人間でいう「日焼け」のようなもので、直射日光や高温などで葉の表面が熱くなりすぎると起こる症状です。
葉焼けしてしまうと、葉の色が緑色でなくなり茶色に枯れてしまいます。
葉焼けしてしまった葉は、残念ながら通常の緑色に戻ることはありません。
葉焼けしたメロンの葉
葉焼けした直後の状態です。
葉の緑色が薄くなり、シワシワに干からびたようになっています。
3日後
葉の色が薄くなってシワシワになっていた部分が、茶色くなって枯れてきてしまいました。
生長点にある葉はなんとか大丈夫だったので、これから復活するように育てていきます。
1週間後
干からびた葉は茶色くパリパリになり、枯れてしまいました。
それでも、新しく出てきた葉がしっかり成長してきています。
2週間後
だいぶ成長してきました。
葉焼けしたときはこのまま枯れてしまうのではないかと思っていましたが、植物の生命力の凄さを感じました。
3週間後
無事に復活しました!
他のメロンに追いつくほどに成長しました。
あとは美味しいメロンができれば・・・
1か月後
1か月後には他のメロンと変わらない大きさに成長しました。
雌花もしっかり咲いて受粉作業に入りました。
葉焼けしても諦めずに育てて良かった!
まとめ
失敗して葉焼けしたとしても、生長点が無事であれば新しい葉が出てきてちゃんと成長しました。
それでも、葉焼けはさせない方がもちろん良いので、暑い日は日除けなどの対策をとりしっかり管理しましょう。